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昔の結婚事情
結婚相談所というのは実に古くからあります。それだけ結婚は人生における大仕事だということを表しているのと同時に、結婚に対して悩みを持っている人が多いということも表しています。結婚相談所の仕事は色々ありますが、最終的な目的はひとつです。依頼人を理想のお相手と結婚させることです。口で言うのは簡単ですが、そんなに簡単にはいかないため、その道のプロである結婚相談所があるのです。
現在ではあまり聞かれなくなりましたが、かつては“見合いお婆ちゃん”と呼ばれる人が居ました。下町に行けば今でもそれに近い人は居ると思いますが、以前ほど大きな存在ではなかったように思います。この見合いおばあちゃんとは一体何をする人なのでしょうか。要するに男女を引き合わせることに喜びを感じるお婆ちゃんのことです。
○○さんの家の息子は今年30歳になるだとか、○○さんの家の娘さんは年頃なのに男性の噂を聞かないなど、こんな情報を持ち寄って、それぞれの男女を引き合わせて結婚までお世話をしたりしてくれるのです。結婚相手に困っている人にとっては、近所にこんな人が居てくれたら大きな戦力になりますね。ですが現在では核家族化や地域コミュニティの希薄化によってこういった世話好きなお婆ちゃんという存在はあまり見られなくなりました。
そんな見合いお婆ちゃんの代わりとして機能しているのが、現代の結婚相談所です。結婚相手を探している男性と女性を、今風の言葉で言えば「マッチング」し、愛のキューピットを買って出るという商売ですから、まさに見合いお婆ちゃんです。見合いお婆ちゃんと違うのはそれを商売にしている点くらいでしょうか。